日本企業は新卒採用・年功序列・終身雇用が大前提でした。

現代では転職することは珍しくないですし、人材確保も難しい時代。

そこで出戻り社員も積極的に活用してはいかがでしょうか。

 

出戻り社員とは再雇用のことですが、

再雇用と聞くと定年後に再度雇用をするイメージが強いと思います。

出戻り社員は定年後だけではなく3タイプに分かれるのではないでしょうか。

 

1  引越、結婚、出産、介護、病気などで退職した人

 

2  転職、起業で退職した人

 

3  定年で退職した人

 

今回取り上げたいのは1と2の人。

 

出戻り社員にはどのようなメリットがあるでしょうか。

 

◆即戦力

一番のメリットはやっぱり即戦力です。

少しのブランクはあるものの、システムや社内の業務の流れなども把握しています。

他の中途社員に比べても大きな差だと思います。

また、特に2の人は他社での業務を行なっているので

その経験を活かして活躍してくれる可能性もあります。

 

◆コストが抑えられる

新卒採用も中途採用も人材確保が厳しい中

採用コストはどんどん上がっています。

そんな中即戦力でコストが抑えられるとなると

企業側にはとてもありがたい話です。

 

 

ただ、デメリットもあります。

 

1の人はやむを得ない事情で辞めざるを得なかった、

その会社が好きでもう一度そこで働きたいと考える場合には、よいでしょう。

 

2の人はどうでしょうか。

辞めた理由が人間関係や仕事内容、待遇などによるものであれば、再びその会社に戻っても同じことで辞めたくなる可能性が高いです。

また、周囲の社員からは少なからず「なぜ戻ってきたの?」という疑問を持たれます。

採用担当者としては転職者側、職場側としっかりとコミュニケーションを取り

誤解がないように進める必要があります。

 

そして出戻り社員は全員が対象とは限らないとところも難しいポイントだと思います。

 

メリット、デメリットを考慮した上で一つの手法として取り入れてみては

いかがでしょうか。