「入社したら思っていた仕事ではなかった」
「環境や人間関係が合わない」
と退職をいてしまう。
「期待していたのに入社後活躍してくれない」
というお悩みはないでしょうか。
採用後のミスマッチを防ぐために「RJP(アールジェイピー)理論」を導入するのがおすすめです。
◆RJP(アールジェイピー)理論とは?
RJPとはRealistic Job Preview の略で、「現実的な仕事情報の事前開示」と訳されています。
会社の良い点だけでなく、自社の課題や仕事の厳しさといったネガティブな情報の開示を入社前に行なうことで「入社後のミスマッチを減らす」取り組みです。
ネガティブ情報を伝えたら余計に採用が出来なくなってしまう、、、と思われますが、ミスマッチはいままで採用や教育にかけてきた時間・パワー・費用が無駄になってしまいます。
「長く働けるか」「頑張れるか」をお互いに確認したうえで活躍してくれる人材を採用するほうが結果良いです。
◆RJP(アールジェイピー)理論の4つの効果
① ワクチン効果
ワクチンとは、免疫をつけること。
その免疫は会社のリアルをそのまま伝えることで、入社後の失望感を緩和させることです。あらかじめ免疫をつけ、ショックから自分を守り課題に立ち向かう力をつけます。
たとえば、繁忙期には残業が多くなることを先に伝えておくといったことです。
加えて今後の改善案なども一緒に伝えられれば安心感が得られます。
② スクリーニング効果
スクリーニング効果とは、ネガティブな情報も含め理解したうえで、求職者が自分に合う企業を選択できるという、その名の通り「スクリーニング」ができる効果です。
セルフスクリーニング効果とも言われます。
ここで重要なのが、自己選択をするという点です。「入社したら大変なこともあるかもしれないけれど、頑張ってみよう」と気持ちが固まりますので、責任感を持って安定的に働けるようになります。
逆に、「この会社はいやだな」と判断した求職者は自ら離脱するので、入社後のミスマッチが起こりにくくなる効果もあります。
③ コミットメント効果
コミットメント効果とは、企業がネガティブな情報を開示することで、求職者が企業の「誠実さ」を感じ、愛着心を高める効果です。愛着が生まれると、「この会社に貢献したい」という熱意や帰属意識も生まれ、従業員エンゲージメントが高まります。
④ 役割明確化効果
採用段階で、どんな役割でどんな仕事を担うか、期待されることがどんなことかなどをありのままに明確することです。
役割をはっきりさせることで、入社後のギャップを防ぎ早期活躍やモチベーションの向上が期待できます。
RJP理論の導入にあたってよい点ばかりではなく注意点も必要です。
「受入部署との連携を強めること」です。
というのも採用担当者と受入部署で、仕事内容や仕事のやりがい・厳しさなどへの認識が
異なることもあります。
詳細なヒアリングをこまめに行ない、常に最新の情報を得るように注意しましょう。またポジティブもネガティブもそれぞれの情報の説明は、バランス良く行なうことが大切です。入社後のミスマッチを減らすためにも、正しい情報を、正しい割合で伝えることが大切です。

