パーソルキャリア(東京都千代田区)が運営する転職サービス「doda」は6月25日、仕事と転職に関するアンケート調査の結果を「ミドルシニアの転職意識調査レポート(2026年版)」として発表しました。調査対象は、全国の20歳から64歳のビジネスパーソン4947人で、そのうちミドルシニア(45歳から60歳まで)2090人と20歳代867人の回答を抜粋・比較しています。
■転職への不安、ミドルシニアは「入社後の適応」を懸念
ミドルシニアに現在の転職活動状況を聞いたところ、「転職を検討している」と「現在、転職活動中」の回答合計が20.3%となりました。20歳代の33.0%と比較すると割合は低いものの、ミドルシニアにおいても、5人に1人が転職を検討・活動中であることが明らかとなりました。

転職に何らかの「不安がある」と回答した割合は、ミドルシニアで85.9%、20歳代で83.9%と、いずれも8割を超えました。不安な理由を見ますと、ミドルシニアの上位は「転職先での人間関係がうまくいくかどうか」(40.4%)、「ブラック企業にあたってしまわないか」(36.3%)、「転職先で自分の能力が通用するかどうか」(35.2%)の順でした。
ミドルシニアが20歳代の回答割合を上回った項目は5つあり、「転職先で自分の能力が通用するかどうか」(+6.0pt)、「転職先での人間関係がうまくいくかどうか」(+4.4pt)、「仕事の内容が希望するものと本当に合っているかどうか」(+3.8pt)、「転職先の社風や実際がわからない」(+2.4pt)、「自分の経験と条件がマッチする転職先があるかどうか不安」(+1.9pt)でした。

その一方で、ミドルシニアが20歳代の回答割合を下回った項目は、「自分の市場価値について知りたい」(16.7%)、「自分に合う仕事や今後やっておいたほうがよい仕事が何か」(14.2%)といった自己理解に関する項目や、「転職活動に何を備えておけばいいのかわからない」(11.9%)、「具体的な転職活動・退職・転職の流れがわからない」(9.9%)、「転職活動において、何がどこまで許されるのかわからない」(8.2%)などの転職活動のノウハウに関する項目でした。
これらの結果から同社は、ミドルシニアは職場環境への適応や、自身の経験・能力を発揮できるかなどについて不安を抱く傾向が表れていると指摘しています。

■仕事選びでは「できる業務」かを最重視
職場選びで最も重視する項目は「自分にできる業務であること」(52.5%)で、次いで「気軽に有給がとりやすい」と「自分のやりたい業務であること」がともに46.8%と続きました。

転職の自信度を「高:今と同じかそれ以上の水準ですぐ転職できると思う」、「中:時間をかければ今と同じかそれ以上の水準で転職できると思う・水準を下げれば転職はできると思う」、「低:たとえ水準を下げても今の自分に転職はできないと思う・自分が転職できるのかどうかわからない」に分け、聞いたところ、ミドルシニアの「自信度高・中」の合計が44.6%と半数を下回りました。
一方、日頃から「スキルを積み重ねている」と回答したミドルシニアに限ると、「自信度高・中」の合計が60.8%に達しており、自己研鑽けんさんの習慣が転職自信度を高める傾向も見られています。
この調査は、インターネット調査により、全国の20歳から64歳までの男女、正社員・契約社員・派遣・会社役員・代表取締役・公務員・団体職員を対象に2026年2月20日から24日の期間に実施したもの。発表の詳細は同社公式リリースで確認できます。
https://www.persol-career.co.jp/newsroom/news/research/2026/20260625_2245/