株式会社学情は2026年8月31日、学生と企業・団体の人事担当者を対象に実施した「27卒振り返り調査」から、企業の魅力や就職先決定基準など企業選びでの学生の意識に関する結果を発表しました。調査期間は2026年6月8日~21日で、27卒生259人から回答を得ています。調査結果から、インターンシップ等の捉え方の変化や、企業選び・就職先決定における重視ポイントなどが明らかになりました。
■インターン選びの基準は「選考に有利」が8.7ポイント増
新卒採用では、インターンシップやオープン・カンパニーなどを通じて学生と企業が早期から接点を持つ機会が増えています。また、学生が企業を選ぶ際には、仕事内容や待遇、働き方などさまざまな要素が判断材料となるでしょう。27卒の就職活動を振り返ったとき、学生はどのような基準でインターンシップや企業を選び、最終的に何を就職先の決め手としていたのでしょうか。

■企業の魅力は「安定」が63.7%で5年ぶりトップ。
「どのような企業に魅力を感じるか」との質問では、「安定していそうな企業」が63.7%で最多となりました。前年から7.3ポイント増加しており、「安定」が「休日・休暇」を上回って1位となるのは、2022年卒採用以来5年ぶりだとのこと。
2位は「休日・休暇がしっかり取れる企業」で54.1%となったものの、前年から8.6ポイント減少しました。3位の「給与の高い企業」は51.4%で、やや減少しましたが順位は前年と変わりませんでした。
また、「これから成長が期待できそうな企業」は27.8%で、前年から6.1ポイント減少し、順位も4位から8位に下がりました。そのほか、「入社後の配属先や仕事内容が希望と合致する企業」は34.4%で前年の5位から4位に、「転勤のない企業」は32.8%で7位から5位に上昇しています。
まず、「応募したインターンシップやオープン・カンパニーを選んだ基準」については、「志望業界」が52.1%で、前年に続き最多となりました。以下、「入社したい企業」が39.9%、「志望職種」が39.3%となっています。
なお、前年から大きく伸びたのは「その後の選考が有利になりそう」で、38.7%と前年比8.7ポイント増加して4位となりました。一方、前年2位だった「内容が面白そう」は35.1%で、11.5ポイント減少して5位となっています。このほか、「有名な企業」、「オンライン参加できる」、「選考なしで参加できる」も前年から減少しました。

■就職先の決定理由は「事業内容」が20.4%で1位
就職先を決定して就職活動を終了した学生に、就職先の決定理由を尋ねたところ、前年3位だった「事業内容」が20.4%で1位となりました。以下、「人(人事や社員の人柄や雰囲気)」が19%、「携わる仕事内容」が18.4%で続いています。
一方、「勤務時間や福利厚生」、「勤務地」、「給料」などの条件面を決定理由とする回答は前年から減少しました。特に「給料」は前年の11.5%から6.8%へと4.7ポイント減少しています。
なお、企業に魅力を感じる要素では「安定」、「休日・休暇」、「給与」が上位となったのに対し、最終的な就職先の決定理由では「事業内容」、「人」、「仕事内容」が上位となりました。企業選びの段階と、最終的に就職先を決める段階では、重視される要素に違いがみられる結果となっています。

本調査では、インターンシップ等の選択において「その後の選考が有利になりそう」と考える学生の割合が増加したほか、企業の魅力では「安定していそうな企業」が5年ぶりに1位となりました。一方、最終的な就職先の決定理由では「事業内容」、「人」、「仕事内容」が上位となり、企業選びの入り口と最終決定では重視する項目に違いがみられました。
今後の新卒採用では、早期接点から選考、最終的な入社決定まで、学生がどの段階で何を重視しているのかを踏まえた情報発信や接点づくりがより意識されるのではないでしょうか。
出典:学生のインターン選び、「内容の面白さ」低下、「その後の選考に有利」が急伸。魅力的な企業、「安定」が5年ぶりトップに 「休み」「給与」は減少【27卒振り返り調査】|PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001569.000013485.html

