「せっかくのお盆休み、人事もゆっくり休みたい。でも、お盆期間は求職者が動く時期だし、スカウトを止めて機会損失になるのは避けたい……」

そんな葛藤を抱えていませんか?

実は、お盆休みは1年の中でも「現職の忙しさから解放され、じっくり自分のキャリアに向き合う人が急増する」絶好の採用タイミングです。しかし、社内の選考ラインがストップしていると、せっかく返信してくれた候補者を放置してしまい、辞退につながるリスクも高まります。

本記事では、採用担当者がしっかり休みを取りつつ、お盆休みの採用チャンスを最大限に活かす「事前仕込みと自動化のノウハウ」を解説します。

なぜ「お盆休み」は中途採用のチャンスなのか?

普段は業務に追われている優秀な層ほど、長期休暇中に以下のような行動パターンをとります。

・時間的なゆとりができ、転職サイトやスカウトメールをじっくり読む

・帰省や友人とのおしゃべりを通して「今の働き方でいいのか」と将来を考える

・連休明けの出社を想像して「やっぱり転職したい」と行動意欲が高まる

つまり、「スカウトの開封率・返信率が上がりやすい」のがお盆の特徴です。問題は「候補者が動いているのに、企業側が休業中でリアクションできないこと」にあります。

1:お盆期間中のスカウトは「予約配信」で仕込む

連休中に人事担当者がPCを開いてスカウトを打つ必要はありません。休みに入る前に予約送信機能を活用してセットしておきましょう。

狙い目の送信タイミング

  • お盆休みの中盤〜終盤(例:8月13日〜15日頃)の夜(20時〜22時)
    • 連休前半は旅行や帰省でバタバタしますが、中盤以降は自宅でゆっくり過ごす人が増えます。このタイミングに届くメッセージは開封されやすい傾向にあります。

文章のワンポイント

スカウト文面には必ず「現在弊社はお盆休みをいただいております」という旨を明記しましょう。

「連休中の突然のご連絡失礼いたします。お盆期間中でお忙しいところ恐縮ですが、ご自身のキャリアを振り返るきっかけになればと思いお送りいたしました。なお、弊社も〇月〇日まで休業中のため、連休明けのご返信でも全く問題ございません。」

あらかじめ休業中であることを伝えておくことで、候補者も「返事を急かされていない」「休み明けに対応してもらえる」と安心できます。 

2:「放置」を防ぐ自動返信&一次レスポンスの仕掛け

お盆期間中に候補者から「話を聞いてみたい」と返信が来た際、最もやってはいけないのが「休み明けまで完全に無反応で放置すること」です。応募の熱量が冷め、他社に流れてしまう原因になります。

完全放置を防ぐために、以下の2つのアプローチを仕込んでおきましょう。

① 自動返信(オートレスポンス)を設定する

スカウト媒体のメッセージ機能やメールで、連休中に受信した際の自動返信を設定します。

【自動返信テンプレート例】 ご連絡ありがとうございます。株式会社〇〇の採用担当です。 誠に勝手ながら、弊社は〇月〇日(〇)〜〇月〇日(〇)まで夏季休業をいただいております。

休業期間中にいただきましたご連絡につきましては、〇月〇日(〇)以降、順次確認し、面接等のご案内をさせていただきます。 お待たせしてしまい大変恐縮ですが、いましばらくお待ちいただけますと幸いです。

いつ連絡が来るのかという「ネクストアクションの時期」を明示するだけで、候補者の離脱率は大幅に下がります。

② 日程調整ツールを活用して自動化する

面接官(現場)がお盆休みで日程確認が取れない場合でも、ツールを使えば選考を進められます。

  • 日程調整ツールを活用する
  • 休み明け(例:8月17日以降)の「カジュアル面談用枠」をあらかじめカレンダーに設定しておく
  • スカウトの返信に対して「よろしければ下記URLより、休み明けのご都合の良い日時をお選びください」と案内する

これなら人事が休んでいても、候補者が勝手に面談枠を選んで予約を完了させてくれます。

3:休み明け「ロケットスタート」を切る社内調整

8月16日〜17日頃のお盆明けは、溜まった返信の対応で一気に忙しくなります。ここで選考スピードを落とさないために、お盆に入る前に社内調整を終わらせておくことが重要です。

  • 現場面接官の「休み明け最初の2〜3日間の枠」をあらかじめ押さえておく
    • 休みが明けてから日程調整を始めると、最初の面談が「2週間後」になってしまいがちです。
  • 面接官に「お盆明けにカジュアル面談が数件入る可能性がある」とアナウンスしておく

お盆期間中は「人事もしっかり休む」ことが第一優先です。無理に休日対応をする必要はありません。

重要なのは、「予約送信」と「自動返信・日程調整ツールのセット」という休み前の仕込みです。

候補者の転職意欲が高まるこのタイミングを仕組みでカバーし、連休明けに最高のロケットスタートを切りましょう!