「内定を出したけど、辞退連絡がきてしまった…」
ということはよくあることです。
せっかく書類選考をして複数面接をして、選考をしましたが、残念ながらすべて振り出しに戻ってしまいます。

新卒採用の場合に、内定フォローが大切だ、という話をよく聞きます。
内定式をしたり、研修をしたり、同期とも顔を合わせることによって仲良くなっていきますので入社前から仲間が出来ます。
中途採用の場合、新卒と比べて内定から入社まで短いし、社会人経験もある大人だしそんなにフォローが必要なのだろうか?と思いますが、大人だって迷いますからね。フォローは必要です。

入社にあたって必要な書類や資料を送って、「後は読んで下さいね」とそのまま放置せずに
フォローしていくことが大切です。

① 内定通知書を送付+評価ポイントを伝える

内定通知書を送付する、またはオファー面談を実施することは
すでに実行されていると思いますが、それに加えて評価ポイントを伝えてください。
面接官にヒアリングを行い、それを内定者に伝えましょう。
誰でも新しい環境で働く事に不安があります。
そこで自分が評価されていると思うと意欲がわいてきます。

② 入社承諾書の提出をしてもらう

「入社します」というメッセージをもらうことでもよいのですが
あえて正式な書類の「入社承諾書」として提出してもらう方が効果的です。
内定の意欲が高まります。

③ 入社日まで定期的なやり取りを行う

入社承諾書を提出しても不安はつきものです。
「ここの会社で長く働けるかな」
「ここの会社で本当によかったかな」
「スキルは発揮できるかな」
「人間関係はどうかな」
「入社までの間に何かしなくちゃいけないことはあるかな」
「入社の書類はいつ出すのかな」

定期的なコミュニケーションをとることで不安を払しょくしましょう。
そのために相談しやすい関係を作っておくことが大切です。

・リアルで配属部署との顔合わせを行う
・現職の退職までの状況をヒアリングする
・業務内容の説明を再度行う
・社内見学や短期インターンを行う
・SNS等の情報発信を告知する

転職理由は人によってさまざまですが、「この会社なら自分を大切に思ってくれる」と感じた会社を選ぶことが多いのも事実です。コスト面やネームバリューで劣ることがあっても、「会社がどれだけ社員を大切にしているか」ということをうまくアピールすることができれば、中途採用の成果は大きく変わってきます。