パーソルキャリア株式会社は2026年2月16日、同社が運営する転職サービスで2024年7月~2025年6月の1年間に転職した人のデータを元に“転職理由”について調査した結果を、「転職理由ランキング【2025年版】」として発表しました。本発表では総合ランキングに加え、トップ3の推移や年代別の傾向も分析。待遇面への不満が依然として根強い一方で、働き方や評価制度、人間関係など、転職理由の多様化も浮き彫りとなりました。
■1位は5年連続で「給与が低い」、3位に「成果で評価されない」
総合ランキング1位は「給与が低い・昇給が見込めない」(36.6%)で、5年連続の首位となりました。回答割合は前回から3ポイント上昇しています。
2位は「労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある)」(26.3%)で、前回4位から順位を上げました。働き方改革や法改正の影響でワークライフバランスへの意識が高まる一方、人手不足により現場負担が増している可能性もあります。
3位は「個人の成果で評価されない」(22.8%)で、前回18位から15ランク上昇し、全35項目中で最大の上昇幅となりました。回答割合も前回から11.9ポイント増加しています。

■「成果で評価されない」が大幅上昇
過去5年の推移を見ると、「給与が低い・昇給が見込めない」は2021年以降、毎年30%超で推移し続けています。
「労働時間に不満」は2023年までは10位前後でしたが、2024年に4位へ上昇し、2025年はさらに順位を上げて2位となりました。
特に注目されるのは「個人の成果で評価されない」で、2024年までは14位以下でしたが、今回は22.8%と大幅に増加。賃上げや初任給引き上げの流れのなかで、「成果が処遇に反映されない」という不満が顕在化しているようです。

2025年の転職理由ランキングは、「給与」、「労働時間」、「評価制度」が大きな軸となりました。なかでも「個人の成果で評価されない」の急上昇は、単なる賃上げではなく、納得感のある評価・処遇制度の重要性を示しています。また、20代は“働き方”、30~40代は“人間関係”や“組織風土”、50代は“雇用の安定性”と、世代ごとに重視するポイントが異なることも明らかになりました。企業にとっては、待遇改善に加え、公正な評価制度の構築、長時間労働の是正、健全な職場風土の醸成など、多面的なアプローチによる人材定着施策が一層求められています。

詳細は以下より確認できます。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000989.000022215.html