プロッセル(新潟県新潟市)が運営する高専卒業生に特化した転職エージェント「EnCycle Agent」は2月18日、一般財団法人高専人会(東京都品川区)との連携を開始したと発表しました。
この取り組みは、高専人材のキャリア支援強化に加え、転職成功者の理論年収の5%相当を高専へ還元することで、次世代の技術者育成にも寄与するものとなります。
■高専人材のキャリアミスマッチ解消へ
同エージェントは、高専出身のアドバイザーが求職者の技術力を正当に評価し、キャリアアップを支援するサービスです。
高等専門学校は、中学校卒業後から5年間にわたり実験・実習を重視した専門教育を行う、日本独自の教育機関です。高度な技術力と実践力を備えた人材を多く輩出してきた一方、卒業後のキャリア形成においては、培った専門性が一般的な転職エージェントでは十分に評価されにくいという課題がありました。
そこで同社は、高専出身のアドバイザーが求職者の強みを企業のニーズに合わせて的確に言語化し、キャリアアップを後押しする支援を展開してきました。今回の高専人会との連携により、全国規模の高専ネットワークを生かしたより幅広いキャリア支援が可能となります。
■転職成功で理論年収の5%を高専へ寄付
今回の連携では、求職者がEnCycle Agentを通じて希望企業への転職を決めた場合、理論年収の5%相当額をプロッセルが負担し、出身高専と高専人会へそれぞれ寄付をするとのこと。寄付金は同社の紹介手数料から拠出されるため、求職者の年収や手取り額への影響はありません。
また、両者に最低1%ずつ寄付されるよう、合計5%の範囲内で求職者が配分を設定できるようです。たとえば、母校への支援を重視する場合は出身高専4%・高専人会1%、高専全体のネットワーク強化を優先する場合は出身高専1%・高専人会4%という形で調整が可能だそうです。
この取り組みは、転職支援と教育支援を結びつけたもの。集まった寄付金は、ロボットコンテストやプログラミングコンテストの活動費補助や研究設備の更新、学生奨学金、部活動・寮環境の改善などに活用されます。
高専人会の渋谷修太代表理事は「卒業生のキャリアアップが、寄付という形で次世代支援やコミュニティ発展の原資になる。この仕組みで高専という絆きずなを『一生続く誇らしい文化』へと進化させたい」とコメントしている。
一般財団法人高専人会は、高専卒業生同士のネットワーク強化と互助活動を通じて高専の価値向上を目的に、2022年5月に設立されました。名簿整備や交流イベントの開催、高専生の学びを支援するプロジェクトを通じて、未来の技術者育成に取り組んでいます。
同社の発表の詳細は公式リリース(PR TIMES)より確認できます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000059560.html

