今、転職市場が活発化しており、人材採用の競争が激しくなっています。
中小企業の採用担当の皆様は採用に苦戦をしているのではないでしょうか。
「ターゲットの母集団形成が集まらない」
「苦労して内定承諾を取り付けたけど辞退された」
今や大手企業でも様々な採用戦略を取り組んでいるので、さらに厳しい環境となっています。ただ、中小企業ならではの採用方法もありますのでご紹介をします。

◆中小企業が採用に苦戦する理由


1、知名度がない
大手企業と比較した際に、知名度の点では圧倒的に不利な状況です。会社名を聞いただけで何をしている会社がわからないですからね。
有名転職サイトで、「東京都×営業」で検索をしたところ、「約16,000件以上」の求人がありました。この中から選んでもらうことは容易ではありません。。

2、条件面が弱い
中小企業は、給与・福利厚生や教育・研修の充実度といった入社後の待遇において、大手企業と比較した場合、残念ながら不利な現状ではあります。

3、採用ノウハウ・リソースが弱い
中小企業では採用業務を兼務している、またはぼっち人事ということもあるでしょう。そうなると採用活動に十分な時間を割けていない現状があります。
さらに大手企業と異なる大きな点は採用費用です。例えば転職サイトの一番高い枠ではない、、、有料プランではなく無料プラン、、、となってしまいます。

◆中小企業が課題解決するための方法


どう考えても苦戦理由は簡単には解決できないので別の方法で課題解決をしていきましょう。

1、 人物像の見直し
求人票を作る際にある程度の人物像を作っていると思いますが再度見直しましょう。
転職回数〇社、〇〇の経験がある、
ただ、その人物像は大手企業と同じような人物像になっていませんか?
それでは力のある大手企業には勝てません。
現在、働いている社員の方はなぜ大手企業ではなく中小企業で働いているのでしょうか。選択をした理由があるはずです。それを分析して再度人物像を作りましょう。

2、 フレッシュな情報の採用HPとSNS発信
採用HPは作ってあったとしても古い情報になっていませんか?応募者が名前の知らない会社に応募をしようと思ったらまずはその会社を調べますのでフレッシュな情報に更新をしておきましょう。
またすでにSNS発信は導入していると思いますが、Instagram・Twitterなどまめに更新しましょう。SNS発信は大手企業に負けずに対応できるところです。むしろ大手企業よりも柔軟に対応ができるので優位かもしれません!

3、 エージェントを味方につける
エージェントの担当の方は目標数字を持っていて担当しているすべての求人に注力しているわけではありません。エージェントの担当者に会社のファンになってもらうように情報を発信していきましょう。

・現実味のある採用要件(こんな会社で働いていた人、こんな志向をもった人など)
・成功事例(入社に至った社員)を共有
・候補者の良かった点、悪かった点の丁寧なフィードバック

この細かい対応も中小企業ならではの対応できる点だと思います。

採用業務は意外と細かいコツコツとした業務が多いです。しかも一人でおこなうのは難しいのでSNS発信は社員の方に協力してもらうなど、周りの方々を味方につけて協力してもらいながら進めていきましょう。