求人を出してもなかなか採用が決まらない、、、

人材紹介会社頼みになってしまっているが紹介料が高いし、、、

と採用担当者は日々悩まれているはずです。

すでにリファラル採用を導入されているところも多いと思いますが、さらにブラッシュアップして採用の質を高めてみませんか?

リファラル採用とは自社の社員から友人や知人などを紹介してもらう手法です。

「縁故採用」と違うの?と思われがちです。

縁故採用は経営者やお取引先の方、社内関係の親族の方から紹介を受け、その段階で採用が決まっていること。

リファラル採用は紹介をしてもらうことは一緒ですがその後は実際の採用フローに従って判断されます。

企業側も一定のスキルを確認ができ、応募者も企業理念や社風の確認をすることができます。

ではさらにリファラル採用の質をあげるためにどのようにしたらいいでしょうか?

ポイント1

「社員への認知を徹底する」

採用担当者側で継続的にリファラル採用についての広報活動を行っていく必要があります。

定期的な案内を含め採用担当者から導入の背景や意義を説明し、社員への協力を依頼しましょう。

その際はお互いのミスマッチを防ぐためにも社内で下記を共有しましょう。

・募集ポジションや採用基準を明確にする

・人事制度をオープンにして採用フローを明確にする

ポイント2

「社員が紹介しやすい環境を作る」

先ほどは社員の認知するための準備でしたが、今度は紹介しやすい環境を作ります。

・会社案内パンフレットや待遇関連の資料などの用意

・採用担当側のSMSを社員が自身SMSアカウントで自社が採用をやっていることを投稿してもらい、つながっている知人に見てもらう機会を増やす

また紹介しやすい環境として報酬(インセンティブ)も必要です。

・紹介時の報酬(インセンティブ)制度設計

・紹介することによる、評価や査定でのプラス評価

報酬を支給する際は、職業安定法に抵触しないように注意が必要です。本来は、人材紹介をするためには資格が必要となります。その資格を持っていない人が紹介をして報酬を受け取ると違法となってしまいます。人材を紹介することを社員の業務の一部として位置づけ、人材紹介業務だけに対して報酬を与えているのではないことを、就業規則や賃金規程に記載しておくことが必要です。

ポイント3

「面接前にカジュアル面談」

知人に会社を紹介する際、いきなり面接はハードルが高いです。

そこで、選考には関係のないカジュアル面談、またはランチ会・職場見学など追加して会社を知ってもらう工夫をしましょう。

企業によっては、ランチ代を支給する制度を導入しより社員が誘いやすい仕組みを作っているところもあるようです。


今や売り手市場となりどの会社も採用は簡単には出来ません。

短期的な効果が出るものではありませんが通年採用の一環として採用担当者は色々と準備を行い、定期的に発信をして、今行っているリファラル採用もさらに質をあげていきましょう。