どこの企業も人手不足に悩んでいます。近年、企業は大卒資格や経験年数にこだわらず、求職者を積極的に受け入れる傾向があります。それが「スキルベース採用」と呼ばれる採用方式です。今回は、注目を集めるスキルベース採用について解説していきます!

◆スキルベース採用とは今までと何が違うのか

これまでの採用手法では、経歴で仕事内容や役割に合った人を選ぶのが一般的でした。候補者が集まると、最初の書類選考で学歴や職歴などの条件に合わない人をふるいにかけるスクリーニングが行われます。

スキルベース採用ではスキルを中心しますので、候補者を「役割」ではなく、「あらゆるスキルの集合体」ととらえて選ぶのが特徴です。最初の書類選考では、就労できるかどうかの基本的な条件を確認します。そのうえで「スキルテスト」をして、適性を判断していきます。

◆スキルの定義

業務を遂行する上で必要なスキルには、業務スキルや非認知能力、コミュニケーション能力など、専門的な知識や技術、能力、特性などがあります。
「スキルベース採用」では、企業が特定のポジションや業務に必要なスキルを明確に定義し、人材のスキルを客観的に評価して適切な採用判断を行っていくことが重要です。

例えば・・・

【業務スキル】
・専門知識:業界に関する知識、営業・マーケティング・人事・法律などの知識
・技術的スキル:ソフトウェアやハードウェアの操作、設計、開発などの技術的な能力

【コミュニケーションスキル】
・言葉を使ったコミュニケーション能力。プレゼンテーションや説明の能力
・表情、ジェスチャー、ボディランゲージなどを通じて情報を伝達する能力

【リーダーシップスキル】
・メンバーを指導し、調整する能力
・組織やチームの方向性を示し、その達成に向けた戦略や計画を策定できる能力。

【問題解決スキル】
・問題を分析し、論理的なアプローチで解決策を導き出す能力
・物事を考察し、矛盾や漏れが出ないように深堀りする能力

【柔軟性と適応性】
・新しい状況や環境に適応し、柔軟に対応する能力
・新しいスキルや知識を習得しようとする意欲と能力

【時間管理と組織能力】
・複数の仕事を計画しながらそれぞれの進捗状況や優先順位を管理する能力
・タスクや作業にかかる時間などを管理して確実に実行する能力

◆「スキルベース採用」の導入するメリットとは・・・

◎多様な優秀な人材の獲得

一般的な採用では獲得出来なかった様々なバックグラウンドや経験を持つ優秀な人材を採用できます。

◎コスト削減

一定のスキルを有していることが判断できれば、採用プロセスやトレーニングにかかる時間や採用にかかるコストを削減できます。

◆まとめ

労働力人口の減少が続く市場において、日本企業は人材を確保するためにこれまでとは違うアプローチをとる必要に迫られています。海外ではスキルベース採用には多様性を高める効果が確認されているようです。ぜひご検討下さい。