人材不足の今、どこの企業も採用活動は試行錯誤しているのではないでしょうか?
その中で今回は選考スピードついてピックアップをしていきたいと思います。

■求職者は短期間で複数受けている

求職者は一度に面接を受けるのが3~5社、エントリーをしているところは20社くらいと言われています。
確かに1社だけ受けている人はいないですね。
私が以前、中途採用の求職者側にアドバイスをしていた時は
「転職活動期間は出来るだけ1~2か月くらいで終われるようにした方がよい」
と伝えていました。
求職者側も面接を受けること、選考結果(不採用通知なども…)を受け取ることで
長期間転職活動を進めるといくら鋼の心でもある程度のダメージを受けるからです。
ということは企業側も1~2か月の間で他社ではなく自社を選んでもらえるように選考をしていく必要があります。

■選考スピードを上げる方法

募集条件・合格ラインの見直し

よくあるパターンが「もう少し応募が集まってから、複数みて決める」
という言葉。
確かに複数見たほうが選考しやすいかもしれませんが、
それは 求職者を待たせることになっています。

スピードアップをするのであれば
一人一人をみてジャッジしたほうがよいです。
そのためには譲れる条件、譲れない条件をよく吟味し、
応募条件・合格ラインを設定した上でその認識を関係部署と共有することが大切です。

・選考プロセスの見直し

面接回数や面接官は適切でしょうか?
中途採用でよくあるのが課長・部長クラスが面接官、最終面接は役員パターン。
そしてその課長・部長・役員は忙しい。
スケジュールがパンパンで面接を入れる時間がない。
そしてどんどん選考スケジュールが遅れていってしまう、というケースですね。

面接の時間はとれるのか面接官に事前に確認をする
忙しい課長・部長・役員だけではなく、他の案はないのか
関係部署と相談をして決めていきましょう。

■認識あわせが重要!

採用活動は人事部だけで行われる業務ではなく、
関係部署や役員などと連携しながら進める業務のため、
採用担当者だけが意識してもなかなか変わりません。
関係部署や役員に中途採用の市場を理解してもらい
「選考スピードをアップすることが重要です」
とぜひ説明をして共通認識を持ってもらうことこそが重要です。

採用担当者の中にはその認識をもってもらうのが大変で、、、
というお話を聞きますが、
例えば、求人媒体会社や人材紹介会社の方にご協力を頂いて
資料をいただくのも効果的ですね。
いろいろなデータをお持ちなので、社内での説明に活用できます!