内定が決まった後、「オファー面談」を実施されていますか?

労働条件通知書の送付をして、質問に回答したので、オファー面談ではどのようなことを話せばいいか…と思われがちですが、オファー面談は認識のズレがないように話し合う場でもあり、最後の口説きの場です。

今回は効果的にオファー面談を進める方法を紹介していきます。

◆オファー面談の目的とは?

オファー面談をする最も大きな目的は、「自社への入社を決断してもらう」ことです。

コロナ禍であっても転職市場は動いています。最近ではまた転職サイトの広告が増えてきました。優秀な人材にはいくつもの内定の連絡が来ます。その中で選んでもらう1社になるために企業側の努力も怠らないようにしましょう。

◆オファー面接でのポイント3つ

  • しっかりと労働条件を説明する

オファー面談の前に「労働条件通知書」は渡していることの方が多いですが、その場で説明をしながら渡すというのも良いです。

・労働契約の期間

・就業場所

・業務内容

・始業・終業時刻

・休憩時間

・休日・休暇

・賃金の計算方法・締日支払日

・解雇を含む退職に関する事項 など

労働条件通知書には上記の項目などがかかれていますが、会社独自の休暇、就業時間などはきちんと説明をしましょう。候補者もポイントとして説明をしてもらうと頭に残りやすいです。

  • 転職軸を探し、そこを重点的に話し合う

ここが大事です。その人の「転職軸」を探してそこに刺さるポイントを説明しましょう。

ではどのように転職軸を探すか。

1次面接、最終面接、面接後の感想→すべて自分が面接者でその後の感想も本音で聞けているのであればすぐに「転職軸」がわかります。しかし、そのような採用担当者はいません。

エージェント経由の求職者であれば、ある程度情報が集められますが、媒体応募者、スカウト者であれば情報を採用担当者が聞き出す必要があります。

「転職軸はなんですか?」

と聞いても、求めている答えは返ってきませんので

「同じ業界の2社だったら何をみて判断されますか?」

と聞いてみてください。

・理念やビジョン なのか

・事業内容や職務内容 なのか

・社風や社員 なのか

・福利厚生や待遇 なのか

人により異なります。そして他社も受けていると優先順位も変わってくるケースもありますので注意をしましょう。

  • しゃべりすぎない

最後の口説きの場とは言え、自社の魅力をしゃべりすぎてしまうのは・・・・NGです!!

その自社の魅力は前回の面接で聞いたかもしれません…

企業側が話しているのが9割。これではオファー面談にはなっておらず、演説?セミナー?になっています。

求職者にもしゃべってもらえるように、質問が出てくるようにその場の空気を作りましょう。

最近はWEBでのオファー面談も増えていると思います。

対面よりもその場の空気を作るのが大変かと思いますが、打ち解けてもらえいるように、本音で会話できるような雰囲気を作ることが大切です。