面接官は会社の「顔」と言われ、応募者にとって企業イメージを左右する重要な存在です。
どんなに求人広告や採用サイトが良く、応募者が集まったとしても、入社し活躍しなければ意味がありません。
今回は面接のポイントを押さえ質問するべきことは何か確認をしてきましょう。
◆面接官の役割
まずは面接官の役割を整理しましょう。
・応募者のスキルを適切に見極めること
・応募者に対して入社したいという動機付けを行うこと
この2つの役割としてあります。
◆面接の流れ
面接の流れに沿って質問するべきことを確認してきましょう。
1、アイスブレイク
アイスブレイクとは緊張をほぐしたり、場を和ませたりする会話のことです。
いきなり本題に入ってはだめです。
面接とは関係のない話題をまずは作りましょう。
対面の場合、天気(雨はまだ降っていますか?)・当日の来社方法(駅から迷わず来れましたか?)というのが一般的ですが、Web面接の場合はWEB状況(声は聞こえますか?接続はうまくできましたか?)・天気(私は大阪で今日は曇りですがそちらはどうですか?)などアイスブレイクの時間を作りましょう。
2、自己紹介、会社の説明
簡単に面接官の自己紹介をしましょう。
「名前、何年目、担当業務」
そして少し会社の説明も加えるといいです。
「主な事業、沿革、展望」など。しかしここが長くなると応募者の情報が聞けません。
要領を得ないと応募者にとっては完全にマイナスです。わかりやすく簡潔に!
3、履歴書、経歴書の質問
経歴や実績を聞くうえでは、単に内容を聞いていくのはNG!
「求職者がどう関わっていたのか?」
をしっかり確認していくことが重要です。
大きなプロジェクトで成果を上げたという場合でも、中心にいたのではなく、指示されたことを実行していただけという場合もあります。
また、退職理由も確認しましょう。応募者がどのような判断で退職を決意したかがわかります。
コツは「共感しながら話を聞くこと」
「それは大変でしたね。同じような経験があるのでお気持ちわかります」と一言付け加えて、その後も話を続けてもらうと建前の裏の言葉が出来てきます。
4、応募者からの質問
「何か質問はありますか?」と聞くだけではなく、面接中の会話から
「もし、必要であれば後程〇〇について説明しますよ」と事前に言っておくことも良いでしょう。
5、確認事項
例えば入社日、希望年収、アルバイトであればシフト等です。
ここでもなぜそのシフトが希望なの?ということが納得できるように具体的に希望の理由を聞き出しましょう。
アルバイト、新卒採用、中途採用問わず流れは同じです。
面接では応募者が話しやすい雰囲気を作り、応募者をしっかりと理解できるように質問をしてきましょう。
そして、面接官の心構えとしては理解しやすい内容・表現をすること。とても大切です!