採用を行う上で「求人票の作成」は誰もが最初に行う事です。
採用手法も多様化して、無料の求人に自ら作成するということも増えています。
求人は意外と「禁止・NGワード」がありますので改めて確認をしていきましょう。
◆求人広告で押さえておく法律
まずは、禁止・NGワードの根拠となっている法律を理解することが大切です。
法律のすべてを覚える必要はありませんが、ここで紹介する基本的な概要だけでも頭に入れておきましょう。
【労働基準法】
労働基準法は、労働条件の基準を定めている法律です。
労働時間、休憩時間、休日、賃金、待遇などの労働条件を規定しており、求人広告においてはこれら正しい情報を明確に記載しなければいけません。
労働者を雇用するすべての企業と事業者に適用され、労働者にはアルバイトやパートタイムなども含まれます。
【男女雇用機会均等法】
性別による差別を禁止している法律です。
男女それぞれが能力を発揮し、職場においての均等な機会と地位向上を支援する目的で定められています。
・男性限定、男性募集、歓迎
・女性限定、女性募集、歓迎
・主婦歓迎、主夫募集、歓迎
という表現は当然NGです。
「歓迎」「募集」は呼びかけることになるのでNGですが
「主婦(夫)さん活躍中」として事実を伝えることはOKです。
【雇用対策法】
労働者の再就職を促進するために制定された法律です。
青少年や女性、高齢者、障がい者など、働く意思を持つすべての人が就業参加の実現するために制定されました。
・労働者の募集に際し、年齢制限をつけること
もちろんNGです。
【最低賃金法】
労働者に支払うべき最低賃金を定めた法律です。
最低賃金額は地域や特定の産業ごとに規定されており、もちろん求人広告でも規定以上の額を明確に記載する必要があります。
◆ネガティブワードのご紹介
よかれと思って記載しているつもりでも候補者からはネガティブに思われてしまうワードをご紹介します。
【急募】→人が足りていない、ブラック企業というイメージ
【未経験OK】→誰でもいい、というイメージ
【アットホームな職場】→人により温度差があり、何がアットホームかはあいまい
【土日祝日、夜22時以降も面接可能】→残業がたくさんあるんだな
会社のいいところをアピールしようと思い記載しがちですがもう少し具体的に記載をすることを心掛けましょう。
◆まとめ
求人票を作成する際は、求人広告のルールをきちんと把握したうえで作成するようにしましょう。
求人広告のルールをきちんと把握したうえ自社の魅力を盛り込むことも重要です。
たくさんの求人の中に情報が埋もれないようにターゲットとなる人材から募集がくるようにどんな情報を届けていけばいいのかを見直してみましょう。