学情(東京都中央区)は9月22日、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「内定承諾」に関する調査結果を発表しました。
内々定をすでに獲得している学生を対象としたアンケートの結果、「2社以上」内々定を保有している学生が2割を超えました。また、3人に1人が「就職活動を継続」していることがわかりました。多くの企業が10月に内定式を行う中で、学生が入社先を慎重に検討している実態が浮き彫りとなっています。 ■企業の内々定、5人に1人以上が複数社から獲得
調査ではまず、内々定を保有している社数を質問したところ、「1社」が77.0%と最も多い結果になっています。
次に「2社」9.8%、「3社」6.1%、「5社以上」4.9%と続き、複数社の内々定を保有している学生は全体の22.8%という結果でした。そこから、調査を実施した8月下旬〜9月上旬の時点で、5人に1人以上が複数社の内々定を保有していることが明らかになりました。
内々定獲得後の就職活動については、「内々定承諾をし、就職活動を終了した」学生が66.8%に上っています。
一方で、「内々定承諾をした上で、就職活動を継続した」学生は22.1%、「内々定承諾を保留し、就職活動を継続した」は11.1%という結果となりました。
多くの企業が10月に内定式を実施する中で、3人に1人は内々定獲得後も就職活動を継続していることがわかりました。

■就職活動を継続する学生の声
内々定獲得後も就職活動を継続した理由として最も多かったのは、「就職活動で後悔したくないから」が71.6%。
次いで、「志望企業の選考予定が入っていたから」(38.3%)、「内々定を得た企業に決めてよいかわからなかったから」(32.1%)、「内々定先に納得できなかったから」(24.7%)が続きました。

同調査は8月20日〜9月2日に、スカウト型就職サイト「Re就活キャンパス」への来訪者を対象として、インターネット調査を実施。275件の有効回答がありました。調査結果の詳細は、公式リリース(以下リンク)で確認できます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001448.000013485.html