近年は様々な採用選考手法があり、そのうちの一つに「リクルーター面談」があります。

リクルーター面談は、企業と候補者のミスマッチの防止などを目的に、主に新卒採用で導入される工程です。

■そもそもリクルーター面談とは

リクルーター面談とは、「リクルーター」と呼ばれる社員が、カジュアルな雰囲気で候補者と面談することです。通常の面接と異なり、リラックスした形式が特徴で、企業のオフィスやその近くのカフェ、またはオンラインで実施されることが多いです。

候補者にとっては、企業の実情や社風を直接知る場であり、企業にとっては、候補者の適性や意欲を見極める場でもあります。

■リクルーター面談の目的

1.優秀な人材を確保する

人事・採用担当者や役員に限らず、現場の社員からも候補者へアプローチしたい場合にもリクルーター面談は有効です。

2. 自社に対する志望度を上げるため

企業が「採用したい」と考える優秀な候補者は、他の企業にとっても魅力的な人材です。

そのため、リクルーター面談は候補者に自社をアピールする役割として重要です。

3. ミスマッチを防ぐ

面接では「良い回答をしよう」と意気込んで臨むのは当たり前です。ただ「良い回答」だけでは本質が分からない場合もります。リクルーター面談をすることによって

候補者の本音を聞きやすく、自社に合いそうな人物かを見極めることが出来ます。

■リクルーターの選定

◎若手社員

若手社員をリクルーターに選定すると親しみを感じやすいため、関係構築しやすい傾向にあります。

◎中堅社員

若手社員よりも深いレベルで業務の魅力や会社のビジョンを語ることができるため、より具体的に自社の魅力を伝えることができます。

◎ベテラン社員

企業理念や経営戦略にも的確に伝えられるため、入社意志を決める一押しが可能となります。

◎外部のリクルーターに依頼

社内に適切なリクルーター候補がいない場合や、採用ノウハウがない場合には、外部のリクルーターの活用もいいでしょう。

外部のリクルーターは専門知識やノウハウを持っているため、求める結果が出しやすいのがメリットです。

■リクルーター面談で聞かれる質問

リクルーター面談では、候補者からリクルーターが質問されるが出てきますので事前に用意をしておきましょう。

・職場の雰囲気

・求める人物像

・1日の流れ

・リクルーター本人について(なぜこの会社を選んだんですか?)

面接で聞かれる質問と一緒ですが、親しみをもってきちんと答えられるようにしておきましょう。

注意としてはフランクになりすぎないように注意してください。話しやすい雰囲気ははき違えないようにしないといけません。

■まとめ

新卒採用で導入されることの多いリクルーター面談ですが、近年中途採用においても導入する企業が増えてきました。

ダイレクトリクルーティングやSNSの普及など採用市場が変化しているからです。

リクルーター面談は面接ではわからない候補者の本音を引き出し、仕事のリアルに伝えられるという特長があります。

ぜひ導入をして効率的な採用活動をしていきましょう。