本日の採用のお話は「嫁ブロック」です。
ご存じでしょうか?


もともとはヘッドハンターなどが使っていた用語のようですが 夫が妻の反対により転職や起業を断念し、内定辞退または選考を途中辞退せざるを得なくなることです。

以前にも同様のケースはありました。よく聞かれるようになった理由はいくつか考えられますが、女性の社会進出が進んだことにより 妻の社会人としての発言に影響力が増してきたのかもしれません。

選考辞退・内定辞退を防ぐためにあらかじめ対策が必要です。

◆嫁ブロックの3つの要因は…


「給与」

生活水準が下がってしまうことはもちろん、住宅購入や出産などを検討している場合は将来に不安を抱いてしまうでしょう。

「勤務地」

テレワークが多くなって勤務地はどこでも変わらない。という今のご時世もあるかもしれませんが、それでも全く出社をしない、なんてもことありませんのでどこの勤務地なのかというのは生活に大きな影響があります。また引越が必要な場合もあるでしょう。

「休日」

休日が減ったり曜日が合わなくなったりすると、家族の時間が持てなってしまいますね。

◆嫁ブロックを防ぐには


転職者側が家族を説得するために採用担当者として何か出来るのか、状況を把握し情報提供していくことが必要です。

それが面接時のヒアリング。

「給与」「勤務地」「休日」が前職と異なる場合、ご本人の希望だけではなく家族の同意は得られているのか、もし得られていない場合は転職者にどのような情報があれば説得できるのか、理解する必要があります。


・給与だったら人事制度や退職金制度の詳細

・勤務地だったらどのくらいの割合で出勤するのか

・休日だったらどのように休日を取得するのか


採用担当者は転職者が長期的に活躍してくれること
転職者は自分のスキルを活かして長期的に働けること

が一番の目標です。

無理なフォローや過剰なフォローはマイナスになることもありますが、お互いの幸せのために出来ることは進めてきましょう。