採用担当者の仕事は、良い人材を入社させること。

具体的な仕事は、募集方法の選定と準備、書類選考、面接官の選定や評価シート、面接官のトレーニング、内定者フォローなど、仕事は多岐にわたります。

この一連の仕事のほかに過去の採用の分析や新しい採用手法のリサーチ、たくさんの関係者とのコミュニケーションも重要な業務です。

会社には事業を伸ばしていく目標があります。目標に到達するために今の人員では埋められないので新規採用をする。採用とは、事業戦略上欠かせないものであり、会社の発展は採用にかかっている。この認識を持つことが担当者として大事になります。

◆採用担当者のスキルは何か?

・調整スキル

→社内の配属部署や上司への連絡や、求職者、エージェントやリクルーター、求人サイト担当者など、各方面の人と連絡をとらなければなりません。調整業務が多く発生するため、こまかな連絡が苦にならない人、調整業務を負担に感じない人が向いています。

・変化に柔軟に対応できるスキル

→日々調整を行うと変化が出てきます。面接日程を変更したい、応募条件を変えたい、募集人数を追加したいなどなど
このような変化に対応できるスキルが必要です。

・自分の言葉で語れるスキル

→営業職はお客様に会社説明・商品の説明をする場面が多々あると思います。採用担当者も意外にも会社説明・商品の説明をする場面が多いです。学生に、中途採用の求職者に、求人サイト会社に、エージェントに。どの人にもわかりやすく伝えなければいけません。会社概要を丸暗記しているだけではダメで、かみ砕いて自分の言葉で語れる必要があります。

・周囲を巻き込んでいける人

→配属部署と調整したり、エージェントや求職サイト担当者と連絡を取り合ったりと、採用活動は担当者ひとりでは進めることができません。社内外含め、自分から周囲を巻き込んでいくスキルが必要でしょう。

・論理的思考スキル

→面接で必要な情報を引き出すためには、質問力やヒアリング力も必要。そして適切な質問を求職者にしながら、聞き分けるスキルが大切です。その上で求職者の情報を自社の採用要件と照らし合わせ、誰を採用するか見極める論理的思考スキルも必要になるでしょう。

採用担当者は、思った以上に多岐にわたるスキルが求められます。

これらの能力は、身につけることのできるスキルです。意識次第で変えていくことができますので、採用担当者としての適任者を育成していく際のスキル要件としてもお使いいただけると思います。