みなさんが学んだことの中で記憶に残っていることや役に立っていること、今現在も通用していること=仕事力についての第3弾「デスクワーク技術」編の続きです。

■いろいろな書籍を短時間で読む

現在、採用のお仕事をしているみなさんの中には、他部署から異動されてきた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そしてまた数年経験して他部署へ異動される。
営業やエンジニア系の方々は、継続的にキャリアを重ねるケースは多いと思いますが、採用に関わるみなさんは、短時間で一通り勉強して、一定レベルまでキャッチアップする必要がありますね。
大概、配属されたその日から実業務に追われます。
ですから人一倍いろいろなものを素早く勉強しなくてはならないのです。
会社にある様々な資料や多くの関係書籍を限られた時間の中では、じっくり読んでいては間に合いません。
そこで効率の良い読書法や勉強法が必要となります。

基本的には
・読書の目的を絞る、明確にする 
・Webを検索するように目次を見て、重要な部分だけを読む 
・なるべく多くの文献を広く当たる 

というものです。
本を読む目的を明確にすることが最初のポイントです。
多くの人が、何が知りたいのかを明確にしないまま、他者の評価が高いとか売れ筋などで本を選んで、頭から順番に呼んでいると思います。
本の中には、必要な情報もそうでないものも混在していますが取捨選択せずに、しっかり読んでしまう。
これは、自分が何を知りたいのか、何のために本を読むのかという目的がいつの間にか曖昧になってしまっているのです。
目的達成のために本を読むのですから、本のすべてに目を通す必要はなく、目的に沿って役に立ちそうな部分だけに目を通せば十分です。
次にざっと目次を追って、関係しそうな箇所に付箋を貼ったりして目印を付けます。そして該当箇所だけをざっと読んでいくのです。
何か難しいように感じるかもしれませんが、これはWeb検索して情報を得る方法と同様です。
みなさんも目的となる得たい情報を検索して、結果を見て関係ありそうなことが書いてあるページを開いて、拾い読みをしているはずです。
開けても関係なければすぐ閉じますよね。
Webではできていることを本になるとできなくなってしまう。
もちろん本は高価なものですし、せっかく買ったんだから全部吸収したいという欲が出ているからだと思います。
でも可能な限り、目的に沿って、Webリサーチ的に、多くの本を用意して検索&拾い読みしていかれることをお勧めいたします。
そして、このテーマはとても重要だという部分があったら、さらに専門的な本を使って読み込んでいっても良いと思います。

今回は、ここまでです。「デスクワーク技術」編はボリュームがありますので、数回に分けてお届けしていきたいと思います。
次回は、思考のスピードアップについて、お話させて頂きます。